JUNな気もち。

JICA海外協力隊@カンボジア2021-7

「待ち」の中の、エモい瞬間

ホテル自粛生活中で、少し時間があるので、自分の今の思いを書いてみようと思います。タイトルも可愛く?変えてみました(笑)

 

ご存じの通り、私は今、小学校の教師

を一旦休職し、海外協力隊挑戦中です。

今年の6月に無事に福島県での訓練を終え、同期はほぼみんな派遣の目途が経っていますが、私の派遣予定のカンボジアだけは全く派遣の目途が経っていません。

 

その代わりに、いけない間、鳥取にボランティア研修に行くことになりました。

そのため、今鳥取に来ています。(その活動については、また書きたいと思います!)

本来ならば8月の中旬に派遣されていたはずでした。それが今年中には難しい。

タイやラオス、ベトナムなど、周辺の国は行ける目途が経っているのに・・・。

なぜ??

国の医療体制が一番の要因だと言われていますが。

しかし、最近、確実にカンボジアも国を開けようとする流れはあるようなので、

もうしばらく、希望を捨てずに(今年度内は)待ちたいと思います。

さて、ここからが本題。

もうこの「待つ」ことにもずいぶん慣れてきました。

むしろ「待つ」=「貴重な時間(準備期間)」として過ごしてきていると思います。

最近特に、「貴重だ」と思えたことは、

退所してから、

農家をしている両親と、3か月間(8月~10月)ほぼ毎日一緒に過ごせたことです。

 

思えば、平日もずっと両親といられるというのは、幼稚園に入る前(0~3歳ぐらい)以来な気が。

 

小学生の時でさえ、平日の昼間は学校に行っていたのですから…。

 

大人になってから、

両親の日々の農業の仕事ぶりをそばで見続けられたことは、

ある意味とても貴重で、とても有意義でした。

 

気づいたことは、農業を続けている両親って本当にすごい!!!ってこと(語彙力…)

 

私の家は、米や、さつまいもをメインに、その他、自分の家で食べる分ぐらいの季節野菜を育てています。

 

9月は主にお米の収穫時期で、10月はさつまいも収穫体験がシーズン。そのため、9月と10月は毎日畑や田んぼに出ていました。

 

農業って、よく大変大変っていうけど、何が大変かって、沢山の小さな(しかも地味な)仕事があるのです。。

 

朝夕の水やりや、土づくり、種まき、追肥、雑草抜き、蔓切り、農具整理、お客さんの予約状況管理・どの植物をどのくらい植えるのかを日々管理する等々…。挙げだしたらキリがありません。。仕事の数を年間で数えると、数十個、いや数百個あると思います。

 

それを、当たり前かのようにしながら、毎日家事もして、生活している父と母。しかも、それを30年近くも。もっと遡れば、おじいちゃんは、50年近く、そのまた前も何十年も。私が生まれるずっと前から、その農業のリレーが続いてきている。

 

すごいな。って純粋に、尊敬するし、そのリレーに感動する。

先祖代々の田畑のリレーが続いているお陰で、

毎日、自分達で育てた旬の野菜をその場で取って、(しかも無農薬)料理して、食べることができる。。

それって、

なんて幸せな、最高な暮らしだと。。。

 

今更ながら、気づいたわけです。

 

そして、何より得難い経験だったのは、

稲刈りの時に、刈り取るコンバインに何度も乗り、(12枚中8枚くらい?)その時に「うまなったなあ!」「全部一人で(機械にのって)刈れたの初めてちゃう??」「もう稲刈り、任せられるな~。」

と、両親から褒められたこと。

大人になると、褒められることも少なくなる。

しかも親から。

これって、超貴重(笑)。

それが素直にめちゃくちゃ嬉しかった。

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エモいってやつです。

 

しかも、この出来事も、毎日機械に乗って練習できたから、上達した。

予定通り、8月からカンボジアに行っていたら、絶対体験できなかったことです。。

 

そう思えば、このタイミングで、お休みを取ったことは、私にとって大きな意味があったような、なんだか不思議な気持ちにもなってきます。

 

この3か月の経験は、

これからの私の生き方に

大いに関係してきそうな気がします。

それに

気づけただけでも、とても有意義な「待ち」でした。

(まだ続いていますが!)

 

両親と、私をとりまく全ての物に感謝です。

 

さて、これから、貴重な「待ち」第2幕が始まります。

舞台は鳥取!!

お楽しみに。